子どもの「肩、肘が痛い」を放置していませんか?
「練習が終わると肩や肘が痛むようだけど、寝れば治るだろう」「みんな痛みを我慢して練習しているから」と、お子様のサインを見逃してはいませんか?成長期の野球選手にとって、肘の痛みは非常に身近な悩みです。ある調査では、少年野球選手の約4人に1人が肘の痛みを経験しており、その中でも肘の内側を痛めるケースが圧倒的に多いことが分かっています。
しかし、中には自覚症状が乏しいまま進行し、気づいた時には重症化して手術が必要になるケースもあります。お子様が長く大好きな野球を続けるためには、初期の段階で適切な対応をとることが何よりも大切です。
投球での痛みには、こんなものがあります
野球肘や野球肩は、単なる「使いすぎ」だけではなく、成長期特有の体の変化が大きく関係しています。
- ・どんな子に多い? ポジション別では、投球機会の多い投手や捕手に圧倒的に多く発生します。
- ・主な症状と種類
- 内側型(リトルリーグ肘): 肘の内側にある成長軟骨が、投球による牽引力で剥がれたり分離したりします。
- 外側型(離断性骨軟骨炎): 肘の外側で骨同士がぶつかり、軟骨が壊死してしまう非常に注意が必要な疾患です。初期は痛みが少ないため、発見が遅れがちです。
- 野球肩: 肩の骨の端にある「骨端線」という成長組織が、投球の負担によって傷ついてしまいます。
- ・原因は何?:主因はオーバーユース(投げすぎ)であることが多く、不良な投球フォームも、肘や肩への負担を増大させる大きな原因となります。
ガイドラインに基づく投球障害の治療
日本臨床スポーツ医学会などのガイドラインや最新の論文では以下のように記されています。
- ・投球制限と安静: 痛みがある時期は、まず投球を中止することが第一選択です。ガイドラインでは、小学生の全力投球数は1日50球以内、1週間で200球以内が推奨されています。
- ・段階的な復帰プログラム: 痛みが治まったからといって、すぐに全力投球を再開してはいけません。山なりの投球から始め、距離や強度を少しずつ増やしていく段階的なプログラムが重要です。
- ・全身のコンディショニング: 肘や肩だけでなく、股関節や肩甲骨周りの柔軟性を高めることで、再発を防ぐことが証明されています。
症状を根本から解決するやなはら針灸整骨院の治療アプローチ
当院では、お子様一人ひとりの状態に合わせたオーダーメイドのサポートを行います。
- 1. エコー(超音波)検査での確認 :レントゲンでは写りにくい軟骨や筋肉、靭帯の状態をリアルタイムで確認できます。骨の形に異常はないか、炎症が起きていないかを正確に把握し、適切な処置につなげます。
- 2. 物理療法: 電気治療や超音波治療器を用い、患部の炎症を抑え、組織の修復を促進します。
- 3. 運動療法と投球フォームの改善: スポーツトレーナーの資格を持つスタッフが、肘や肩への負担を減らすための投球フォーム指導やトレーニングを行います。特に、不足している柔軟性を改善し、体全体を使って投げる力を養います。
- 4. 復帰計画の相談: 大会や試合などの目標に合わせ、練習の強度や頻度を調整するプランを一緒に作成します。無理な復帰で将来を台無しにしないよう、計画的に進めていきます。
保護者の方へ|肘や肩の痛みは早めの受診を
こどもの骨は未発達で、私たちが想像する以上にデリケートです。 肘や肩の障害を放置すると、将来的に重度の後遺症を残したり、大人になってから肘の変形に悩まされたりする可能性があります。
「たかが肘の痛み」と思わず、少しでも違和感を訴えたら、迷わず当院へご相談ください。 お子様が「痛みなく、全力でプレーを楽しめる毎日」を、私たちが全力でサポートいたします。


