子どもの「腰痛い」は危険?|腰椎分離症
大人の悩みと思われがちな腰痛ですが、成長期のお子様が「腰が痛い」と訴える場合、そこには特有の怪我が隠れていることがあります。その代表的なものが「腰椎分離症(ようついぶんりしょう)」です。
ただの腰痛じゃない?腰椎分離症とは?
腰椎分離症とは、成長期のお子様の腰の骨(腰椎)の一部が、激しい運動などによって繰り返しの負荷を受け、疲労骨折を起こしてしまった状態を指します。
主に野球、サッカー、バスケットボールなど、「腰を反らす動作」や「腰をひねる動作」を頻繁に行うスポーツに打ち込んでいるお子様に多く見られます。成長期の骨はまだ柔らかく未発達なため、過度な練習による負担が骨の弱い部分に集中してしまうことが原因です。
子どもの腰痛は約半分が分離症といわれています。
一般的に、高校生以下の腰痛のうち約30%がこの分離症であると考えられてきました。さらに最近の研究では、2週間以上続く小中学生の腰痛の半数近くが腰椎分離症であったという報告もあり、決して珍しい病気ではありません。
でも大丈夫、早期発見できれば怖いものではありません。
「骨折」と聞くと驚かれるかもしれませんが、腰椎分離症は早期に発見して適切な治療を行えば、手術をせずに骨をくっつける(癒合させる)ことが十分に可能です。
基本の治療は「保存療法」
分離症の治療の基本は、スポーツを一時的に休止し、腰を固定するコルセット(装具)を装着して骨が自然に治るのを待つことです。
- ・安静と固定: 骨に負担がかからないよう、数ヶ月間はスポーツを休み、専用のコルセットで腰を支えます。
- ・柔軟性の改善: 骨が治った後に再発しないよう、腰への負担を減らすためのストレッチが非常に重要です。特に、太ももの裏の筋肉(ハムストリングス)が硬いと腰への負担が増えるため、当院では入念なストレッチ指導も行います。
やなはら針灸整骨院のアプローチ
当院では、超音波(エコー)観察装置を導入しており、レントゲンでは分かりにくい微小な変化も確認しながら経過を見守ることができます。また、骨が治るのを待つだけでなく、最新の姿勢分析やメディカルフィットネスを活用し、「なぜその子に負担がかかったのか」という根本的な原因を解決するためのリハビリプログラムを一人ひとりに合わせて提案します。
保護者の方へ|お子様が楽しく体を動かしていくために
腰椎分離症は、放っておくと骨がくっつかない「偽関節(ぎかんせつ)」という状態になり、将来的に慢性的な腰痛を抱えたり、骨がズレてしまう「腰椎すべり症」に進行したりするリスクがあります。
「たかが腰痛」と見過ごさず、お子様が腰の違和感を訴えたら早めに専門家へ相談してあげてください。子どもの腰痛は約半分が分離症といわれており、放置していると長い間競技に復帰できないこともあり得ます。早期発見・早期治療こそが、大好きなスポーツを長く続けるための最短ルートです。
当院では、お子様が一日でも早く、そして以前よりも強い体で競技に復帰できるよう、スタッフ一同、全力でサポートさせていただきます。不安なことがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。


