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こんにちは!スタッフの阿部です。
最近は涼しくなって過ごしやすくなってきた反面、朝晩の冷え込みが強くなってきましたね。
少し早いインフルエンザの流行もそうですが、肩や膝、腰にも不調が出てくる時期にもなります。

さて、突然ですがみなさんは「肩が痛い、上げづらい」ときくとどんな症状を思い浮かべるでしょうか?
今回は肩の症状の一つ「腱板損傷」についてご紹介していきます。
前回と同様に前編後編にわけてまとめていきますのでぜひ最後までご覧くださいませ。


「腱板」の正体を徹底解説

そもそも「腱板」とはどんなものなのでしょうか?多くの方はあまり聞き馴染みがない言葉だと思います。

「腱板」の正体、それは肩にある4つの筋肉の総称です。

腱板は、肩の関節を包み、肩をスムーズに動かすためにある4つの筋肉のことを呼びます。

それぞれ
・棘上筋(きょくじょうきん)
・棘下筋(きょくかきん)
・小円筋(しょうえんきん)
・肩甲下筋(けんこうかきん)

と呼ばれます。

これらは肩の深い位置にある「インナーマッスル」であり、腕を上げたり回したりする動作を支える重要な役割を担っています。


腱板損傷ってこんな症状

腱板が何かわかっていただいた上で、今度は腱板損傷の病態を解説していきます。

腱板損傷とは、先ほどご紹介した腱板が、肩の動きによって傷がついたり断裂したりする症状です。
腱板は加齢に伴い腱の変性を起こし、腱の繰り返しの使用や急激な負荷により損傷します。また、腱が断裂してしまったものを「腱板断裂」と呼んだりします。

主に腕の上げ下ろしやひねる動作で鋭い痛みが走ります。特に横から肩を上げたとき(外転)の60°〜120°辺りで痛みが出る「ペインフルアーク」が見られます。
また、夜間痛もみられることがあり、安静時の痛みや寝返りの際に痛みで目が覚める、または寝付けないなどという症状も出現します。

40代以降から増加し始め、特に60代以上の中高年に多くみられます。70代以上では無痛性を含めて約半数の方に腱板の損傷や変性断裂が見られるといわれています。


「五十肩」との違いを比較してみましょう

肩が痛んで腕が上がらなくなったとき、多くの方が「五十肩かな?」と考えがちです。しかし、実際には腱板を痛めている「腱板損傷」であるケースも少なくありません。

この2つは痛みの原因も対処法も異なるため、正しく見分けることが大切です。

      腱板損傷      五十肩
何が原因になっているか腱板(4つのインナーマッスル)の炎症、損傷、断裂肩関節を包む袋などの炎症や靭帯などの組織の硬さ
肩を上げたとき、
上げてもらったとき
痛みはあれど上がる。
他人から上げてもらうと比較的楽なことが多い
炎症期は痛みはあれど上がるが、拘縮期は上がらない
痛みの出方特定の高さ(肩の高さ付近)を通るときに痛む上げる動作の全体で痛む
拘縮の有無なし拘縮期はあり
症状の進行腱板の炎症が落ち着けば五十肩に比べ早めに軽快していくことが多い炎症期、拘縮期、回復期と進行していく。
罹患の時間が長い
画像診断(エコー、MRI)腱の断裂や傷が確認できる明らかな腱断裂や骨異常は認められないことが多い

表にまとめた項目が主な違いになります。
一番の大きな違いは拘縮(硬さによる可動域制限)の有無ですが、これはある程度時間が経ってこないと出現しません。また、痛み始めた頃の症状はかなり似ているので判断はかなり難しいです。


いかがでしたか?
腱板損傷は、早い段階で適切なアプローチを開始することで、痛みの軽減や肩の動きの回復が十分に期待できます。
当院では、丁寧な問診に加えてエコー検査などを活用し、「今、肩の中で何が起きているのか」をしっかりと見極めた上で、お一人おひとりに合わせた施術プランをご提案いたします。

次回の阿部担当会では、腱板損傷に対して当院が実際に行なっている治療の流れを詳しくご紹介していきます。

この記事を書いた人

やなはら針灸整骨院 阿部 太輝

やなはら針灸整骨院

阿部 太輝(Taiki Abe)

保有資格柔道整復師

学生時代は陸上部に所属し、今も小学校の陸上クラブで指導のお手伝いをしています。スポーツをする方のケガの治療に、寄り添う心を大切に取り組んでいます。

                 

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