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こんにちは、燕市小高のやなはら針灸整骨院、院長の柳原です。 2026年6月14日(日)、新潟県南魚沼市で開催された**「第17回南魚沼グルメマラソン」に、所属する新潟県柔道整復師会**のボランティア事業としてテーピングブースでスタート前のランナーのテーピングサポートを行ってきました。

当日は朝から快晴の青空でマラソン日和となり、会場の八色の森公園につくとスタート前から多くのランナーでにぎわっていました。

全国津々浦々たくさんのランナーが参加してました

1.延べ106名への施術と専門職の連携

新潟県柔道師会に所属する会員の先生と共に、スタート前のランナーの方々へテーピング施術を行いました。最終的に担当したランナーは延べ106名。これほど多くの方へサポートできたことに、柔道整復師として大きなやりがいを感じました。

また、隣のブースでは理学療法士の方がランナーへのケアを行っており、視点の異なる専門職同士が協力して活動できたことも、非常に良い刺激となりました。

2.「整骨院って何?」という問いかけ

活動中、新宿から来られたランナーの方から「整骨院って、普段は何をするところなんですか?」と聞かれたことがありました。健康意識の高いランナーであっても、私たちの役割がまだ十分に伝わっていない。柔道整復師や整骨院の認知度をもっと高め、身近な体の専門家として信頼していただくためのもっと外に出てしなければならないと強く感じた瞬間でした。

3.テーピング以前に重要な「シューズ選び」

106名の足を拝見して気になったのが、**サイズが合っていない靴や、履き古してクッション性の失われた「くたくたなシューズ」で走ろうとしている方が多かったことです。 マラソンコース内の15km過ぎの急坂や砂利道という難所を安全に走り抜くためには、適切なサイズや性能のランニングシューズが不可欠です。今後は施術だけでなく、正しい靴選びの啓蒙にもより力を入れて行かなければと感じました。

4.客観的なデータで体の細胞の状態を知る:InBodyの「位相角」

また、私自身も職種柄、日頃から体調管理には気を使っています。テーピングブースの空き時間に理学療法士の先生方のブースで行っていた高精度体成分分析装置**「InBody(インボディ)」で体組成を計測してきました。そこで位相角(フェーズアングル)」*

「位相角」とは細胞の健康状態や栄養状態を示す指標で、数値が良いほど細胞膜の機能が高く、フィットネスレベルが高いことを意味します。テーピングやシューズ選びといった「外側」のケアだけでなく、こうした客観的な数値で「内側」の状態を把握することが、怪我の予防やパフォーマンス向上には内側からのカラダの見える化も重要ですね。

私自身のデータ、筋肉量をもっとつけたいですね、、、

院内から「外の世界」を見る意義

普段、院内という限られた空間にいることが多い私ですが、今回は現場に飛び出し、多くのランナーの方々とに触れあえたことで、視野が大きく広がりました。

ゴール後に最高級の南魚沼産コシヒカリを美味しそうに頬張る皆さんの笑顔を見て、改めてこの仕事のやりがいを感じました。

参加された皆様、本当にお疲れ様でした!

やなはら針灸整骨院では年に数回このような各種スポーツ大会や地域の健康教室へのスタッフ派遣も行っています。
いつでもお気軽にご相談ください!


こんにちは!スタッフの阿部です。 今回は、スポーツを頑張るお子様やアスリートの皆さまにとって非常に身近で、かつ慎重な対応が必要な「肉離れ」についてブログにまとめました。

1.肉離れとは筋肉が「耐えきれなくなった」状態です

肉離れとは、スポーツ動作中に筋肉が強く収縮すると同時に、強制的に引き伸ばされるような負荷がかかり、その力に筋肉が耐えきれず筋線維や腱が損傷・断裂した状態を指します。 受傷時には「プチッ」という衝撃を感じたり、鋭い痛みで歩行が困難になったりすることもあります。重症度は、以下の3つのタイプに分類されます。

軽症(Ⅰ型): 筋線維の微細損傷や出血のみの状態。

中等症(Ⅱ型): 筋腱移行部や腱膜の損傷を伴うもの。

重症(Ⅲ型): 腱の完全断裂や付着部での引き抜け損傷。

2.ももやふくらはぎに多い肉離れの症状

肉離れが最も発生しやすい部位は、太ももの裏側にあるハムストリングスです。次いで、ふくらはぎの筋肉や、前ももの筋肉にも多く発生します。これらの部位は、ダッシュやジャンプといった瞬発的な動作で大きな負荷がかかりやすいためです。

.運動量の多いアスリートや筋肉の硬さがある人は要注意です

主に以下のような要因がある方は注意が必要です。

・瞬発的な動作を行うアスリート: 短距離走、サッカー、ラグビー、テニスなど、急な加速・減速や切り返しが多い競技で頻発します。

・筋肉の柔軟性が低下している方: 柔軟性が低いと急な負荷に対応できなくなります。

・筋力のバランスが悪い方: 太ももの表と裏の筋力バランスが崩れているとリスクが高まります。

・急激に運動強度が上がった方: 練習休止明けや合宿などで急に運動量が増えた際に発生しやすくなります。

・体が冷えている状態: 寒い環境下では筋肉がこわばり、損傷しやすいため注意が必要です。

4.【再発防止】運動復帰のタイミングがとても重要です

肉離れで最も注意すべき点は「再発」です。特に復帰後2週間以内が最も危険とされています。痛みが引いたからといって自己判断で早期に復帰してしまうと、組織の修復が不十分なまま負荷がかかり、再負傷をする恐れがあります。復帰の目安は、損傷タイプに応じた期間を確保し、「ストレッチ痛がない」「筋力が左右差なく回復している」「柔軟性に左右差がない」といった客観的な基準をクリアすることが不可欠です。

5.足の痛みを気にせずに運動できるようになるために

肉離れは運動復帰のタイミングを見極めることが何よりも大切です。 不完全な状態での復帰は、再発のリスクを高めるだけでなく、怪我を繰り返すことで大好きなスポーツを長期間休まざるを得なくなったり、将来的なパフォーマンスを損なったりすることにも繋がりかねません。 当院では、単に痛みを取るだけでなく、「安全に、かつベストな状態で復帰すること」を第一に考え、段階的なリハビリをサポートいたします。 「これくらいなら大丈夫」と過信せず、違和感や痛みがある場合は、早期の組織修復のためにも、ぜひお早めにご相談ください。お子様が再び元気にフィールドを走り回れるよう、全力で寄り添わせていただきます。

今日は天気がいい。こんな日は外をお散歩しよう。そう思い立ち玄関に向かうとスニーカーとウォーキングシューズが置いてありました。さてあなたはどちらを履いて外に出かけますか?

「歩くならスニーカーで十分でしょ?」と思っていませんか?実は、広い意味ではウォーキングシューズもスニーカーの一種ですが、一般的なスニーカーとウォーキングシューズには、歩行の快適さを左右する大きな違いがあります。

今回は、意外と知らない両者の機能の違いを徹底解説します。


1. そもそも「スニーカー」って何?

「スニーカー」とは、もともと革靴に対して**「静かに歩ける(スニーク)」という意味を持つ、ゴム底などの運動靴の総称**です。 そのため、バスケットボールシューズやテニスシューズ、そしてウォーキングシューズもすべてスニーカーというカテゴリーに含まれます。

しかし、私たちが街中で履いている「一般的なスニーカー」はファッション性や多目的さを重視しているのに対し、ウォーキングシューズは「歩くこと」だけに特化した設計になっています。


2. 徹底比較!機能面の4つの違い

一般的なスニーカーとウォーキングシューズを比べると、主に以下の4つのポイントが異なります。

① 靴底(ソール)の形

  • 一般的なスニーカー: 地面に対して平らな形状が多いです。
  • ウォーキングシューズ: つま先が少し**反り上がった「ローリング設計」**になっています。これにより、着地から蹴り出しまでの体重移動がスムーズになり、振り子の原理で自然に足が前に出やすくなります。

② かかとの安定感

  • 一般的なスニーカー: かかと部分が柔らかかったり、固定力が弱かったりすることがあります。
  • ウォーキングシューズ: **「ヒールカウンター」**と呼ばれるかかと部分が非常に硬く、しっかりしています。これにより、着地時の足のグラつきを抑え、長時間歩いても疲れにくい安定感を生み出します。

③ 中敷き(インソール)の構造

  • 一般的なスニーカー: 平らなタイプが一般的です。
  • ウォーキングシューズ: 足裏のアーチにフィットする立体形状になっています。土踏まずを支えることで、足の筋肉の働きを補助し、衝撃を分散させる効果があります。

④ 素材と耐久性

  • 一般的なスニーカー: キャンバス地やナイロンなど、デザインに合わせて多様な素材が使われます。
  • ウォーキングシューズ: 長時間の歩行でも変形しにくい革や合皮などのしっかりした素材が選ばれます。また、靴底には摩耗しにくい(減りにくい)素材が採用されており、寿命も比較的長めです。

3. なぜウォーキングシューズは「少し重い」のか?

「軽い靴の方が疲れない」と思われがちですが、ウォーキングシューズは一般的なスニーカーよりもあえて少し重めに設計されていることがあります。 これは、その重みを利用して**「振り子の原理」**を働かせるためです。一定の重さがあることで、歩行のテンポが良くなり、結果として少ない力でぐんぐん歩くことができるのです。


4. どっちを選ぶべき?

  • 一般的なスニーカーが向いている場面:
    • 近所への短時間の外出
    • ファッションを楽しみたい時
  • ウォーキングシューズが向いている場面:
    • 通勤や立ち仕事などで長時間履く場合
    • 旅行やウォーキングなど、本格的に「歩く」場合

まとめ:効率よく歩くなら「専用」を!

どんな靴でもウォーキング自体は可能ですが、1万歩を超えるような長距離を歩くなら、機能性の差が**「足の疲れ」や「痛み」**として現れます。

「最近、歩くとすぐ疲れるな」と感じている方は、ファッションスニーカーから、歩行を科学したウォーキングシューズへ履き替えてみてはいかがでしょうか?


こんにちは!トレーナーの石黒です! いよいよ夏ですね。「アクティブに外で動きたい!」「屋外イベントを楽しみたい!」と気合を入れている方も多いのではないでしょうか?

しかし、その情熱を邪魔する最大の敵が「熱中症」です。 昔は「水を飲むのは甘えだ」「暑さには根性で打ち勝て」なんて指導もありましたが、現代の医学的エビデンス(科学的根拠)に照らし合わせれば、それは非常に危険な考え方です。今や熱中症は「気合」ではなく「科学」で防ぐ時代。

私は、医学的根拠に基づいた「メディカルフィットネス」を通じて、皆さんが痛みなく、健康で前向きな毎日を過ごせるようサポートしています。今回のガイドでは、プロの視点から、命を守り、かつパフォーマンスを最大化するための最強の熱中症対策を徹底的に解説します!「100年歩ける体」を一緒に作っていきましょう!

1. 熱中症を正しく知ろう!種類と症状のクイックチェック

対策を立てるには、まず敵を知ることから。熱中症は、高温多湿な環境で体温調節がうまくいかなくなった状態の総称です。症状によって、大きく4つのステージに分けられます。

自分や周りの人の状態を瞬時に判断できるよう、この表をしっかり覚えておいてください!

特に注意してほしいのが、最も重篤な「熱射病」です。これは脳のオーバーヒート状態。ゆで卵が生卵に戻らないのと同じく脳に重篤なダメージが残ってしまいます。もし周囲に「意識がぼーっとしている」「呼びかけへの反応がおかしい」という人がいたら、迷わず119番通報してください!救急車を待つ間は、首の横、脇の下、太ももの付け根などを氷で冷やす「積極的冷却」が重要です。

2. 要注意!熱中症リスクが爆上がりする「気温と天候」

「まだ30℃いってないから大丈夫」という油断は禁物です。実は、私たちの体には熱を逃がせなくなる「物理的な境界線」が存在します。

「気温33℃」の壁

人間の皮膚の温度は、通常約33℃程度です。外気がそれ以下であれば、皮膚から空気中へと熱が逃げる「熱伝導・放射」という仕組みが働きます。 ところが、外気温が33℃を超えると、この放熱が一切できなくなります。 むしろ外からの熱を吸収してしまうんです!この時、体温を下げる唯一の手段は「汗が蒸発する時の気化熱」だけ。つまり、33℃以上の日は、体への負担が指数関数的に増える「イエローカード」の状態だと覚えておきましょう。

湿度が運命を分ける「WBGT(暑さ指数)」

プロトレーナーが現場で最も重視するのが、気温だけでなく、湿度や輻射熱(地面などからの照り返し)を取り入れた「WBGT(暑さ指数)」です。 特に湿度は重要!湿度が高いと、体温調節の命綱である「汗の蒸発」が妨げられてしまいます。気温がそこまで高くなくても、蒸し暑い日はリスクが激増するんです。

そのほかにも、5月くらいの急激に暑くなる日や梅雨の晴れ間、梅雨明け直後も熱中症の危険が高いです。そして意外にもお盆などで冷房が効いた部屋で過ごす時間が長いと、身体の暑さ耐性がリセットされて熱中症のリスクが上がるとも言われています。要注意ですね!

3. 【本編】トレーナー直伝!今日からできる最強の熱中症対策

さて、ここからは本編!「メディカルフィットネス」の知見を詰め込んだ、具体的なトレーニングと習慣をお伝えします。

3-1. 暑さに強い体を作る「暑熱順化(しょねつじゅんか)」トレーニング

熱中症予防の最大の鍵は、「暑熱順化」です。これは、体を暑さに慣れさせ、上手に汗をかける状態にアップデートすることを指します。順化が進むと、皮膚の血流量が増え、より低い体温から汗をかき始め、効率よく体温を下げられるようになります。当院でフィットネスを受けている方から「汗をかけるようになった!」なんてお声もいただきます。

トレーニング内容や頻度はあくまで目安です。無理のない範囲で実践していきましょう!

3-2. 科学が証明!「ややきつい運動+乳製品」の驚くべき効果

信州大学の能勢博先生の研究で明らかになった、熱中症予防に劇的な効果を発揮する最強のメソッドを紹介します。それは、「ややきつい運動(最高酸素摂取量の60%以上)の直後に乳製品を摂る」というものです。

なぜ乳製品なのか?(アルブミンとGLUT4のメカニズム)

ややきつい運動を行うと、筋肉のグリコーゲンが消費され、刺激となって肝臓や筋肉で「アルブミン」というタンパク質の合成が活発になります。運動直後に乳製品(牛乳やヨーグルト)でタンパク質と糖質を補給すると、糖質によるインスリン分泌が刺激となり、GLUT4(ブドウ糖輸送体)血液量が増加するんです!血液が増えれば皮膚への血流が良くなり、発汗能力も3倍近く向上するというデータもあります。

また、プロの視点からもう一つ。「筋肉量を増やすこと」は、最強の脱水対策です。筋肉の約75〜80%は水分。つまり、筋肉は「体内の貯水タンク」なんです。筋トレでタンクを大きくしておけば、いざという時の脱水に強いタフな体になります!

3-3. 装備と環境で差をつける!日々の工夫

体の内側を整えたら、外側もしっかりガードしましょう。

4. 【ターゲット別】特に気をつけてほしい人へのアドバイス

熱中症は誰にでも起こりますが、身体的特性によってリスクが高いグループがあります。

  • 子ども(要注意!): 汗腺が未発達で、大人ほど上手に汗をかけません。また、背が低いため「地面からの輻射熱(照り返し)」をダイレクトに受けます。大人が「暑いな」と感じる時、子供の高さはそれ以上に過酷な環境です。
  • 高齢の方: 加齢により、発汗能力や皮膚血流量が20代の約3分の1まで低下しています。さらに、体内の温度センサーが鈍くなるため、暑さを感じにくいという特徴があります。「自分は大丈夫」という過信が最も危険です。室内でも温度計を確認しましょう。
  • 肥満傾向の方: 皮下脂肪は「断熱材」の役割をしてしまい、一度溜まった熱を外に逃がしにくいです。標準体型の方よりも一段階、警戒レベルを上げて対策してください。

周りにこうした方がいたら、「水分摂ってる?」「涼しくしてね」と優しく声をかけてあげてください。その優しさが、大切な人の命を繋ぎます。

5. おわりに:100年歩ける体を目指して

皆さん、最後までお読みいただきありがとうございました! 熱中症対策は、単なる夏越しの工夫ではありません。それは自分の体を知り、汗をかける健康な状態を維持する、立派な「体作り」そのものです。

私たちが提唱する「メディカルフィットネス」は、「カラダを整え、痛みのない前向きな日々を送る」ことを目的としています。当院の歩行専用プログラム「Walkey(ウォーキー)」や、3D振動で筋肉を活性化する「パワープレート」などは、まさに「100年歩ける体」を作るためのツールです。医学的根拠に基づいた適切なトレーニングは、熱中症を防ぐための「高い放熱能力」と「豊かな血液量」をもたらしてくれます。

まずは今日の入浴や、運動後のコップ1杯の牛乳から始めてみませんか? 「一生健康でいたい」という皆さんの想い、私たちが全力でバックアップします!一緒に頑張りましょう!

こんにちは!トレーナーの石黒です!今回は腰痛編に続き膝痛編の運動療法のススメです。ご一読ください!

膝が痛いから、今日は家でじっとしていよう「膝が痛むから、なるべく歩かないようにしよう」……。痛みがあるとき、私たちはつい「安静」を選びがちです。しかし、近年のリハビリテーション医学において、この考え方は大きく変わりつつあります。実は、過度な安静こそが筋肉を痩せさせ、回復を遅らせる最大の原因になることがわかってきたのです。

今回は、日本人の多くが抱える膝の痛みに対し、なぜ「動くこと」が最高の治療になるのか。その医学的根拠と、プロの現場でも推奨される具体的な運動メソッドについてご紹介します!

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1. はじめに:痛みがあるからこそ、動くことが大切な理由

日本において、変形性膝関節症の潜在的な患者数は3,000万人と言われています。特に高齢の方や女性に多く、まさに「国民病」といえる状況です。こういった関節痛は私たちの生活の質(QOL)を大きく左右する深刻な問題です。

多くの人が陥りがちなのが、「痛みによる活動低下の負のスパイラル」です。

最新の診療ガイドラインでは、変形性膝関節症などの膝の痛みに対して運動療法は「推奨度Grade A(行うよう強く推奨される)」とされています。「痛いから休む」のではなく、「運動そのものが治療になる」という視点を持つことが、健康長寿への第一歩なのです。

2. なぜ運動が「治療」になるのか?医学的メカニズムを解説

そもそも、なぜ体を動かすことが「治療」と呼べるのでしょうか。そこには湿布や薬では得られない、明確な医学的メリットがあります。

薬物療法・物理療法との決定的な違い

湿布や飲み薬(NSAIDsなど)、あるいは電気治療や牽引といった物理療法は、一時的に痛みを和らげる「受動的」な対症療法に過ぎません。これらは「廃用性萎縮(使わないことによる筋力低下)」を直接改善する効果はないのです。 対して、運動療法は自身の体を作り変えていく「能動的」な治療です。筋肉を活性化させることで、関節の負担を物理的に減らし、痛みの根本原因に直接アプローチします。

運動療法が体にもたらす3つの変化

  1. 姿勢アライメント(骨格の並び)の改善:柔軟性を高め、重力に負けない正しい骨格の並び(アライメント)を取り戻すことで、一部の関節にかかっている過剰な負担を分散させます。
  2. 関節の安定化と生理学的改善:筋力向上により関節が安定するだけでなく、運動によって「滑膜(かつまく)の代謝」や「骨・軟骨の健康状態」が改善されることも指摘されています。
  3. 心理的負荷の軽減:慢性痛患者は「動くと痛い」という恐怖心を抱きがちですが、運動を通じて「動ける」という自信を得ることで、痛みに対する心理的ストレスが緩和されます。

特に変形性膝関節症には、こうした能動的な機能改善が極めて有効です。

3. 変形性膝関節症を改善する「筋力訓練」

膝の痛み、特に変形性膝関節症の改善には、膝を支える「大腿四頭筋」の強化が不可欠です。

等尺性(とうしゃくせい)運動」が選ばれる理由

具体的な運動メニュー(等尺性訓練)

  1. SLR(下肢伸展挙上)訓練
    • 方法:仰向けに寝て、片方の膝をしっかり伸ばしたまま、床から10cmほど持ち上げます。
    • 重要:このとき、必ず「足首を自分のほうへ曲げる(足関節自動背屈)」状態をキープしてください。これにより太ももへの刺激が最大化されます。
  2. Abd(股関節外転)訓練
    • 方法:横向きに寝て、上の脚を伸ばしたまま20cmほど持ち上げます。
    • ポイント:体が後ろに倒れないよう一直線を保ち、これも足首を曲げた状態で行います。
  3. Add(股関節内転)訓練
    • 方法:仰向けで膝を軽く曲げ、両膝の間にクッションやボールを挟みます。
    • ポイント:内ももに力を入れ、5秒間ギュッと潰し続けます。

【負荷の目安】 各メニュー5秒キープを20回、朝夕2セット行いましょう。余裕が出てきたら、足首に「1〜2kgの重り」をつけることで、より高い効果が期待できます。

体重管理や等尺性運動で筋肉を強化したのちにスクワットなど体重負荷をかけていくように段階的に進められるとより効果的です!

5. 自分に合った運動を選ぶ:有酸素運動とレジスタンス運動

運動療法には「筋肉の質」を高める有酸素運動と、「筋肉の量」を増やすレジスタンス運動(筋トレ)があり、これらを賢く組み合わせることが重要です。

  • 有酸素運動:インスリン感受性を高め、メタボリックシンドロームの解消に寄与します。
  • レジスタンス運動:筋量・筋力を高め、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)を予防します。

「ロコモ」と「メタボ」の危険な関係

注意が必要なのは、「筋力が低下しているのに、減量だけを急ぐケース」です。体脂肪だけでなく筋肉や骨量まで削ってしまうと、膝や腰への負担が相対的に増し、痛みが悪化する「Forbesの法則」に陥る危険があります。まずはレジスタンス運動で土台を作り、その上で有酸素運動を組み合わせるのが正解です。

  • NEAT(非運動性熱産生)の活用:まとまった運動の時間が取れなくても、「じっと座っている時間を減らす(Sit less, Stand more)」だけで代謝は改善します。
  • HIIT(高強度インターバル運動):短時間(週2回、1回20分程度)で、長時間のウォーキングと同等以上の心肺持久力向上が得られる、効率的な選択肢です。

6. 継続のコツ:メディカルフィットネスの活用

運動療法の最大の壁は「継続」です。自分一人で始めると、実に30〜50%の人が途中で止めてしまうと言われています。その理由は「正しい方法かわからない」「効果が出るまで時間がかかる」といった不安です。

そこで活用したいのが、医学的知識に基づいた「メディカルフィットネス」です。

専門的なサポートと「見える化」

当院では、姿勢分析アプリ「peekabody」で体のゆがみを客観的に数値化したり、パワープレート(振動マシン)で効率よく筋肉を活性化させたりすることが可能です。また、歩行力強化トレーニング機器「walkey(ウォーキー)」など、安全性を担保した最新機器がみなさまの運動継続をサポートさせていただきます!

喜びの声:運動で人生が変わった方々

運動療法を継続した方々は、痛みを取る以上の成果を手に入れています。

看護師 M.Nさん 「腰痛予防のために始めたパーソナルトレーニングでしたが、姿勢が整ったおかげか、趣味のゴルフでベストスコアを更新できました。パワープレートの振動は本当にすごいです!」

薬剤師 Nさん 「背中から腕の痛みで、目標だった世界マスターズ水泳選手権を諦めかけていました。リハビリとトレーニングを組み合わせることで無事に出場でき、自己ベストまで更新できました」

このように、運動療法は単なる「痛み取り」ではなく、あなたの可能性を広げる手段なのです!

7. おわりに:100年歩ける身体を目指して

運動療法は、痛み止めの薬のような即効性はありません。しかし、地道な取り組みは、あなたの関節を支える筋肉を育て、関節内部の環境(滑膜代謝など)さえも根本から整えてくれます。

「痛いから安静にする」という守りの姿勢から、正しい知識を持って「賢く動く」という攻めの姿勢へ。10年後、20年後も自分の足でしっかりと歩き、好きなことを楽しめる「100年歩ける体」。その鍵は、今日あなたが踏み出す小さな「一歩」にあります。

当院はいつでもあなたの挑戦を応援しています。不安なときは、ぜひ当院のメディカルフィットネスの扉を叩いてみてください。正しい運動は、あなたにとって最高の「薬」になるはずです。

やなはら針灸整骨院

〒959-1241
新潟県燕市小高1094-1
朝日大橋降りてすぐ左手
白い建物が目印です
駐車場:16台有

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